■友達から絵葉書が届いた。
直帰です。
■大福さんが私をイメージした絵を描いてくれた。ターコイズブルーの宇宙にうかぶ、木星の絵だ。
■イロさんには火星の絵を、こてつには彗星の絵を送ったらしい。
wasabikakipingi.hatenablog.com
■この人達についてはちょっと前に記事を書いたんだけど、いつぞや４人で宇宙の話をしたことがあった。誰がどの惑星っぽいか、でかなり盛り上がった。（今思うと小学生みたいな話題でかわいい）
■星の話って、調べてみると面白い。昔から宇宙の話は大好きだ。初めて家にパソコンがやってきたとき、Yahoo!きっずの「宇宙」カテゴリーで星座の誕生にまつわる話を何度も読んだ。私は蟹座なので、ワクワクしながら蟹座のなりたちを調べていたんだけど、その話を初めて知ったときはショックだった。
■ヘラクレスが敵と対決するときに、敵陣営のサポート役として蟹座が登場する。蟹座は勇敢にもヘラクレスの足をはさんで攻撃するのだが、ものの数秒で踏みつぶされてしまうのだ。それを女神が哀れに思って天にあげ、蟹座は１２星座に入ることになった。
■昇進の理由が「哀れみ」。女神、完全に気を遣っている。いいのかそんなんで。蟹、マジで何もしてない。お茶出しくらいの能しかない奴を昇給させていいのか？ヘラクレスはたぶん踏んだことすら忘れてるぞ。女神も管理職なら言いにくくても言わなきゃいけないことがあるだろ。蟹座さん言いにくいんですけど、エクセル開いたり閉じたりしてるだけで残業代つけてるときありますよね？って言え。ちゃんと言え。
■でも嬉しい、大福がこうして木星を描いてくれた。木星は「全知全能の神」らしい。すげえぜ。ついこないだまで残業代のどんぶり勘定で怒られてたのに、突然の大出世じゃん。
■木星は、ホルストの組曲「惑星」でも有名だ。ジュピターとして歌われるあのフレーズもいいけど、ホルストの木星はイントロから最初の２分くらいまでが最高だ。台風みたいなガスの塊がビュンビュン吹き荒れて、生命がすごい勢いで駆け巡っている感じがある。実際の木星に生命体が住んでいるかは知らないけど、ホルストの木星にはなんというか、夥しい量の生命の存在を感じる。
■聴いたらわかると思うけど、一部の人の癖（へき）にめちゃくちゃ刺さる音運びだと思う。これは言い表すのがむずかしいな。例えばゼルダの伝説やってるとき、エポナに乗って平原駆け回るの好きだった人とかには、刺さる何かがあると思う。そっち系の音だ。
大福が描いた木星、彗星、火星
■イロさんは確かに火星っぽい。エネルギーが溢れていて、先陣切って動く感じ。組曲でも１番手は火星だ。火星の神様マーズは戦いの神で、勇敢な戦士。
■ホルストの火星は、組曲の初っ端からがっつりブチギレてるから笑いそうになる。挨拶もなしにめちゃくちゃ戦争。いきなり戦争。聴いてて大丈夫そ？？という気持ちになる。あばれんぼうすぎるだろ。
■「あばれんぼう」という字面おもしろいな。死ぬほど暴れそうだもんな「あばれんぼう」って。こっから色んな星見ていく予定なのに、辿り着く前に全部破壊されて続行不可能になっちゃうんじゃないかという心配がよぎるのだ。同じ旅行会社のツアーにあばれんぼうが参加してたらやばいじゃん。いつバスがジャックされるか気が気じゃない。
■あ、イロさんは違うからね！！イロさんは初対面でいきなりブチギレるようなマネは絶対しない。きっと「絡んでくれて嬉しいわ♥」って言う。可愛い。
■彗星は氷の塊で、いわば宇宙の雪だるま。太陽が近付くと表面が溶けてチリやガスを噴き出しながら尾をひいて、ときには昼間でも確認できるほどの大彗星に成長することがあるらしい。彗星は予測が難しい天体だそうだ。太陽に近づいたときどんな成長を遂げるか、誰にも予測ができない。
■尾をひいた部分がほうきに見えるから、別名ほうき星ともいう。英語ではコメット。
■コメットという字面、こてつすぎるだろ。こてつ、コメットさんすぎる。可愛い。
■そしてこの絵を描いてくれた本人である大福は、私の中では月のイメージだ。月は太古から人々を癒したり、暗闇に迷う人の道しるべになったりする。新月のときはすっかり引っ込んでしまうのに、同じ場所で待っているとまたひょっこり現れる。姿を見せたり見せなかったりするだけで、そこにしっかりと存在している月。それが大福。
■恥ずかしくなってきちゃった。「月。それが大福」て。ご当地銘菓のキャッチコピーか？美味しそうだなあ、今度いっしょに食べようね、月見大福。
■好きな絵がこの世に増えて嬉しい。飾りたい絵は、あればあるほどいいのだ。
お先に失礼します。
