直帰

ミンユンギとごはんたべたい

【マガジン開始記念!】「毎日続けた自分自身の姿を見てみたい」 “直帰の日記”を紐解くロングインタビュー(後編)

みなさ~~~~~ん!!!直帰です。

この度わたくし、人生初のインタビューを受けまして、それが記事になりました。

今回は後編ということで、前回よりさらに深堀ってもろてます、照れちまうね!

以下、書いていただいた記事です。レリゴ~~~~  By直帰

 

 

【マガジン開始記念!】「毎日続けた自分自身の姿を見てみたい」 “直帰の日記”を紐解くロングインタビュー(後編)

「ご飯たべた?」ってミン・ユンギに聞かれたい関西在住のOL、直帰さん。そんな彼女がスタートした定期購読マガジン『直帰の日記』を記念して、ロングインタビューを敢行!後編では、定期購読マガジンを始めた理由、ほぼ毎日更新をする中で感じていること、多才な彼女が今回音楽ではなく文章を選んだ理由など、『直帰の日記』について深掘りしました。“直帰の日記”を紐解くインタビューをお届けします。(インタビュー・記事:きいろ)※インタビューは1月中旬に実施。



 

■これから先の私の人生を作っていくものになるんじゃないかなって。



――今回、なぜ定期購読マガジンを始めようと思ったのでしょうか?

直帰:前からやってみたかったっていうのと、お金が欲しかったからです(笑)。以前note投げ銭機能で、自分の文章がお金に変わる経験をした時は、信じられへんぐらい嬉しかった。あとは、直帰というアカウントでやってきたことが証として何かの形で残せたら、やってきてすごくよかったなと思えるやろうなと考えたんです。「そんなんあったな」、「あの時楽しかったな」っていう思い出だけで終わらせるんじゃなくて、ちゃんと生活に根付いて、形や読む層が変わったとしても、これから先の私の人生を作っていくものになるんじゃないかなって。

 

でもやっぱり、始めることにはすごく勇気がいりました。お金をもらうっていうプレッシャーや責任があるので。さすがに今日ちょっとスペースやるか、みたいなテンションじゃないから(笑)。今でこそ一般人でもSNSでお金を稼ぐ人は増えてきたけど、いろんなやり方をしている人がいる中で、ある種の危うさというかイメージの悪さみたいなものがあることはよく分かっていたので、ネガティブな感情みたいなものは多少なりとも発生するだろうなと……。

 

ただ、購読してくれている方には、後悔だけはさせんとこうと思っています。それだけはマジで約束したいです。もちろん金額以上の価値を感じてもらうことが理想ですけど、その判断は人それぞれなので、私はとにかく真面目に書きます!という姿勢で応えたいなと思っています。





――直帰さんは、初回の日記で「この日記を始めてみて、自分がどうなっていくのか知りたいという好奇心がある」と書いていました。スタートして、まだ2週間という短い期間ではありますが、意識の変化や自分自身への気づきなどあったりしましたか?(※インタビューは1月中旬に実施)

直帰:今のところはまだ日記を書くことが生活習慣の一部にはなっていなくて、毎日どのタイミングで書こうかなって、半ばヒヤヒヤしながら書いています。ストックもないので、病気なったらどうしよう、朝まで飲む日が来てしまったらどうしよう、などの心配もありますね。今後はストックを書き溜めていくかもしれないですが、今のところはなくて。途中まで書いて下書きに入りっぱなしになっているものもありますが、私は途中まで書いたものを完結させることがすごく苦手で。それを「今日の日記です」って公開するには、つじつまが合わないなと思ってしまうんです。だから一日一本書いて、力尽きてしまっています。

 

今はまだスタートした2週間前の自分と今の自分が、そんなに変わってへんから、これ(日記)を毎日続けた自分自身の姿を見てみたいっていう気持ちがすごくあります。1年続けていたら、「私“鉄人”になるんちゃう?!」って。“アルティメット直帰”になっているかもしれない(笑)。



――“アルティメット直帰”楽しみです(笑)。

直帰:ちなみに、めっちゃしょうもない変化なんですけど、ちょっと痩せました(笑)。今まで家にいる時は、暇なとき何か食べていたんです。だけど、今は暇やなと思ったら、ほな今のうちに書こうって日記を書く時間に変わりました。日記を書いていたら、長い時だと二時間ぐらい潰れてアドレナリンが出て頭の中もパンパンになるんです。それに“書く”という、めちゃめちゃでかいTo doに向き合う前って、ちょっと別のことをして現実逃避したくなるじゃないですか(笑)。それで掃除や洗濯、ご飯を作ったりしていたら、だらだら食べるみたいなことがなくなって、ちょっとだけ痩せました。思わぬところで、いい影響も出ています。

 

 

 



■日記というフィールドだからこそできた。

 

――書くって精神的にも肉体的にも体力がいることだと思うので、それを毎日続けられるのはすごいなと。週三回ぐらいの更新でも十分じゃないかなと思ったりもします。

直帰:私も「週三回でよくね?」って思ったことはありました(笑)。でも、やっぱり週三回だと定期購読代として300円もいただくのはあかんよなと思って。

 

それにやっぱり、毎日続けた先にいるかもしれない、何の苦もなくガンガン書ける“アルティメット直帰”を見てみたいです(笑)。そして毎日やからこそ、日記のネタをより好みができないから、なんでも書かなあかんし、納得がいってなくても全部出さなあかん。それも結構いい経験になっています。



――購読料をもらっていることの責任感や、選り好みせず毎日書いて出すということは今までになかった経験かと思います。「とにかく世に出すこと」が怖いというお話も日記にありました。直帰さんにとって、その怖さというのはどういったものでしょうか?

直帰:私はすごくカッコつけな性格なので、ツイートでも日記でも100点中65点ぐらいの未完成なものを、人に読まれたくないんです。そういうことを“直帰”というアカウントではマジでやったことがなくて。ワーッと思ったことを垂れ流すようなツイートは意図的にしていなくて、自分の中でOKと思ったものしかツイートしていません。自分のための最高の読み物であってほしいので、私のツイートは私自身がいつ読み返しても楽しいなと思えるようなものにしたかったから。

 

定期購読がスタートした日の日記にも書いたんですが、毎日更新をしたいので、時には「今日もう直帰やる気ないですやん」みたいな、自分自身でも納得のいっていないクオリティーのものを公開することもあるかもしれません。そういった状況が初めてなので、ヒリヒリもする怖さがありますね。

 

それと、もし皆の中に“直帰”という人物のイメージがあるとしたら、日記を読んでイメージと違うと思われるかもしれない。その「違いましたわ」みたいなところも全部拾ってもらえたら嬉しいですけど。日記の中で、ちょっと自分自身のヤバいところが出てきた時に、「これは読んでいる人に引かれるかも」と心配になることがあります。いつのものかも分からん、化石みたいなエノキで料理をした話とか(笑)。



――あれは引くとかじゃなくて、シンプルに体が心配になりました(笑)。

直帰:(笑)。他にも日記では、イロさんとやってる『イロ直帰ラジオ』の振り返りもしていこうかなと思っています。先日公開した、『ガキに謝罪してください 2023118日』という日記では、ラジオで話した内容についての補足を書きました。

 

「冗談と嘘の線引きがわかりません」という相談をくれた方がいて、友達が冗談のつもりで言ったことを鵜呑みにしてしまい、冗談を冗談として受け取れるスキルが自分にはないんじゃないかと悩んでいるという内容でした。その相談について話している中で、私が最近あった具体例として、友達から「育ち悪いな~」と言われた話をしたんです。言われた直後は、「ハハハ」って私も笑っていたけど、少し時間が経ってモヤモヤして、「育ちが悪いという言い方は良くない、親のせいにしないでほしい」と言いに行ったっていう。

 

その話を聞いたラジオのリスナーさんから、「その友達はひどい」とか、「ちゃんと言った直帰ちゃん偉い!」みたいなコメントをもらって。……その翌日、ラジオの振り返りの日記を書いている時に、私ラジオでちょっとええ格好してもうたなと反省したんですよね。私がなんでそんなツッコミをされたのかも言うとかんと、フェアじゃないなって。「育ち悪いな~」ってツッコミは、私が「ガキはミルクとクッキー与えりゃ喜ぶから」って言っちゃったからなんですよ。ひどいですよね。これを聞いたら「育ち悪いな~」が一気にまともな指摘に思えてきます。その時、まさにこの「冗談と嘘の線引きがわかりません」っていう相談に繋がるなと気づきました。私がその発言を「冗談やん」って言ってしまうこともできるから。

 

コミュニケーションってナマモノだから完璧を求めるのは、やっぱり無理なんやなって思ったし、だからこそ自分がそういうことをやっちゃった時のアフターケアをせなあかん。ラジオで、一部分を切り取って言うてしまってたなと思って書いた日記だったので、日記がないと葬られていた部分やったなと。そうやって反省もできたというか。



――冗談と嘘ではないけれど、ラジオで語っていた部分と語られなかった部分として、線を引いていたところを日記で伝えられたっていう。

直帰:日記というフィールドだからこそできたんだと思います。やっぱりラジオの時の自分と日記を書いている時の自分ってちょっと違くて。ラジオで話している時は多少スイッチが入るから、公の私っていう感じがしています。でも、日記はすごくクローズドで、お金払ってくれている方しか読んでいないから、より素に近い私が喋っている感覚がありますね。



 

■タイミングや運をひっくるめて、そういう運命だった。

 

――直帰さんがTwitterを始めた時は、いつか自分が定期購読マガジンをスタートさせることになるとはまさか想像もしてなかったんじゃないかなと。

直帰:想像していなかったですね。



――そんなご自身の変化についてどう受け止めていますか?

直帰:この日記を始めたからとかではないんですが、……これを自分で言ってしまうのはすごく恥ずかしいんやけど(笑)。昔から、私はいつか何かをやるんやろうなって思っていました。それがどんな形かは分からないけど、普通のことをやって普通のまま死ぬことは絶対にないんやろうなと。どこかで転換期を迎えるだろうっていう感覚はありましたね。そのうちの一つが直帰のTwitterやったんかなと思います。

 

文章を書くということが好きだったので、文章で表現するTwitterがあってラッキーやったなと思うし、Twitterを始めた時期が違ったら、ファン層やBTSの見方も違っていたかもしれないので好きになったタイミングもよかったなって。今思えば、タイミングや運をひっくるめて、そういう運命だったんかなって思いますね。

 

実は、直帰としてTwitterをやる前に、本当にただの学生の日々のツイートをしているようなプライベートのアカウントを持っていて、もともと大学の友達と繋がる用に作ったものだから、「レポートだるい」とか、「明日からテスト」みたいな普通のツイートをしていました。でもその時も、きっと一般の学生からしたら多いほうかなと思うんですが、フォロワーが1500人ぐらいいたんです。だから、きっと私はSNSと相性いいんやろうなと感じていました。フォロワー数が増えて、直帰のアカウントが大きくなっていった時は、もちろん戸惑いもあったけど、自分自身の従来の感覚のままでいれば大丈夫かなという気持ちがありましたね。



――冒頭で、定期購読マガジンを始めた理由の一つに、“直帰というアカウントでやってきたことが証として何かの形で残せたら”とおっしゃっていました。直帰さんは多才なので、やってきたことを形に残すなら、文章ではなくて音楽という道もあったと思います。ツイキャスでも、リスナーの方から「この曲を歌ってほしい」とリクエストをたくさんもらったりしていて。なぜ音楽を選ばなかったのでしょうか?

直帰:シンプルに自分の歌と文章を比べた時に、文章だったらお金をもらってもいいかもしれないと思ったからですね。



――それは、音楽よりも文章のほうが自信あるとか好きだからとかではなく、客観的に考えて?

直帰:そうですね。自分自身が作り出したものを客観視するのは結構難しいけど、お金をもらってもいいかもと思うのは、歌より圧倒的に文章のほうだと思っています。私レベルの歌ではお金をもらったらあかんなって。

 

芸術の分野で、これができるからプロだというボーダーラインを定めるのってすごく難しいですが、プロとアマチュアの境目って、それで食べていけるかどうかやと思っています。文章や歌も正解がなくて、このレベルに達したらお金をもらってもいいみたいな定義はないけど、自分の文章に関しては、自分が定めたボーダーラインを越えて、お金をもらってもええかもと思ったんです。ただ、現時点では私はプロではないし、文章の質について難しいところもあるので、毎日やることでカバーさせてくださいと考えています。



――なるほど。では最後に、定期購読マガジン以外でこの先やってみたいことってありますか?

直帰:YouTubeは、今もイロさんと二人のチャンネルをやっていますが、ラジオなどの音声コンテンツの配信もわりかし自分と相性がいい気がしているので続けていきたいです。あとは、ラジオの公開収録という形でオフラインのトークイベントをやりたいです!他にもやりたいことは、めっちゃいっぱいありますね。

 

自分の好きなことや、やってみたいことに関して、出し惜しみしないようにしたいと思っているので、せっかく仲間やフィールドがあるんだから、今年はどんどんやっていけたらいいなと思っています。だから、今回この定期購読マガジンで、すごくいいスタートダッシュが切れた気がします。今年は、いい年になりますよ!



――直帰さんの今後の活動もますます楽しみです。素敵なお話をありがとうございました!

 

 

【インタビュー前編はこちら】

 

 

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直帰が書いたものまとめ↓

 

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このインタビューを書いた人:きいろ

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